最近、知人の結婚式に出席した。関西のなかでも、大阪には有名なホテルの結婚式場が集中しているようだ。結婚情報誌などを見ていても、やはり大阪にはたくさんの式場があって、この業界も競争が激しそうだ。知人の結婚式も、有名ホテルの式場で、とても洗練された雰囲気だった。それこそ雑誌から抜け出してきたような、絵になるチャペル式で、とても素敵だった。フラワーシャワーのなかで微笑む新婦は幸せそうで、ふと自分の結婚式を思い出していた。かくいう私も関西で式を挙げたのだが、大阪は避けた。
なぜかというと、単純に多すぎて選べなかったのだ。田舎などの遠方から呼ぶ知人のことを考えると、都会で駅近というのは、交通の便を考えると便利だと思った。しかも最近は駅まで送迎してくれたり、駐車場スペースも確保していたりする。これならマイカーで来てくれた人にも遠慮しなくてすむ。それに、駅の近くに密集する結婚式場は競争率が高くて、どこもサービスが徹底していたり、価格も常に他の式場と比較して検討しているみたいだ。こんなに良いことづくめなのに、なぜ私は大阪にしなかったのか。比較対象が多すぎると、選べなくて行き詰まるもの。
最後には、どれも似ているような気がして新鮮味がなくなってしまったのだ。結局、最終的には大阪ではなく、兵庫にある結婚式場にした。それも、有名ではなくて、ごくシンプルでアットホームな雰囲気の場所にした。オリジナルの挙式を挙げることができて、今ではとても良かったと感じている。結局、多少不便でも、景観の良いオリジナル挙式を挙げるのか、それとも、ゲストのことを考えたり、ステータスをもって、都会の挙式を選ぶのか。いずれにしても、自分の納得がいく式を挙げることがいちばん幸せなのだから。